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管理人ひさこによるガンダムSEED DESTINY及び蒼穹のファフナーのファンサイトブログです。オフィシャル等とは一切関連はございません。
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こぼれおちるもの(表用再編集版) 1
TB[ - ]  CM[ 0 ]   Edit   2005/10/11[ Tue ] 01:14
堕ちた先は、闇、だった。光などない漆黒の闇。何も見えない、己の姿さえ闇に隠さ
れて見えぬ程、絶望に染まった闇、だった。
アスランの心は今、どこまでも深く墜ちていた。
もがく事すらせず、唯その身を任せて。思考も止まり、身体も動かさずに。
何も、出来なかった。闇に飲まれる事に逆らう気力すら失っていた。

アスランを存在させるもの全てが闇に染まる。





「なぁ、こんなの直せって、本気かよ…」
「仕方ないだろ、上からの命令だし」
「でもよぉ………これじゃ只の鉄屑、だぜ…」
「まぁな………」
切り刻まれ粉砕された、かつて『セイバー』だった物を見つめながら整備士達が愚痴
をこぼしている。バラバラにされた機体はMSを格納するデッキではなく、冷たい床に
無残な姿をさらして置かれたままだ。

まるでアスランの心をそのまま映しこんだかのように。



「アスラン、ずっと部屋から出てこないんだって…」戦闘もない今、パイロット達は
時間を持て余してレクルームに集っていた。ソファーに傷だらけの身体を座らせてい
たルナマリアが呟いた。レイは壁に寄り掛かり、腕を組んだ姿でその言葉に冷静に返
す。
「ああ、そうらしいな」
「大丈夫かしら…アスラン」
「怪我はないそうだが?」
「そうじゃなくて…」
常日頃アスランを注視していたルナマリアは彼の精神状態を、心配していたのだ。例
えエースパイロットと評される彼でも、機体をあれほどまでにボロボロにされて辛い
はずはないから。自分なら絶対に、耐えられない。
「…いいじゃん、あの人の事なんか」
それまでルナマリアの横で沈黙していたシンが急に口を開く。
「全然ダメなんだから、黙って部屋に籠もってる方がいいんじゃない?」
「シン!!」
シンの酷評にルナマリアが激怒する。しかし怒声をうけても今のシンの本音は変わら
ない。ルナマリアと同じように密かに尊敬していた人の、惨めな姿。あんなものを見
たら、期待を裏切られたようでいらつく。
「………」
怒鳴るルナマリアと黙って見つめているレイに背を向けて、シンは立ち上がりレク
ルームから立ち去った。


だって、むかつくじゃないか。
憧れていたのに。あんな醜態を晒して。
好きだったのに。失望させられた。
まだ新米の自分の方が確実に戦果をあげているなんて、なんて様だ。
信望を裏切られたようで、それが更にシンの心を苛立たせた。

気付くとシンの足はアスランの居る個室のドアの前で止まっていた。
別に彼に会いに来た訳じゃない。自室に戻る道の途中に彼の部屋が在るだけだ。で
も、無意識に歩を進めていた足が止まっている。

きっと、否確実に。彼は居るだろう。此処に。
だって、他に行き場などないのだ。今の、アスランには。

「………」
シンはふと思い立って、ドアの横にあるパネルのボタンを押した。ブザー音が壁で隔
てられた室内で鳴り響いたのが聞こえる。
どうせ出てくる訳はないから。勝手にそう思ったシンはそのまま慣れた手つきでパネ
ルを操作してドアを開けた。シュン、とエアの抜けるような音と共にドアが開かれ、
密室だった室内の様子がシンの視界に入る。
其処には、闇が、あった。正しくは暗闇が室内を支配していた。人工照明など勿論消
されたままで、ベッドのフットランプだけがうっすらとした灯りを浮かべている。
シンは通路から逆光で照らされた室内に人影を見つけて、何も云わずに中へ入ると内
側からドアロックをかけた。何の音もなく、静寂の闇の中に、アスランは居た。ぼん
やりとベッドの端に腰掛けて、じっと足元を見つめたままで。

「………アスラン」
低い声音でその名を呼ぶと、動かなかった肩がびくりと揺れ、やがて顔をあげた。
「………………シ、ン………」
なんて、ひどい声、だ。その疲れ切ったような、擦れた声を聞いてシンは眉をしかめ
ながらルームライトをつけるとアスランへと近づく。急に眩しくなった視界に苦しそ
うな表情を浮かべて見返してくるアスランの前に立ち止まると、シンは彼のその不様
な姿に更に怒りを募らせた。

「シン、………何の、用だ」
「………………」
「すまないが、今は独りに、してくれない、か…」
またうなだれる彼を見て、シンは唇をぎり、と噛み締める。
どうしてこんなにいらつかせるのだろうか、今の彼の姿は。
「なんて面してんだよ、あんた」
俯いているアスランにむかってシンは云う。
「みっともないんだよ、いつまでもうじうじと」
アスランは何も云わない。云い返せない。
「只でさえ機体を失って何にも出来ないのに」
シンの言葉が次々と容赦なくアスランに突き刺さる。
「ほんと、いい迷惑!!」
いつもなら言い返してくる人が好きなように言わせている事に、シンは焦れて彼の藍
色の髪をぐ、と引き掴んで無理矢理顔を上向かせた。
「…っ」
痛みに少しだけアスランが反応し、声を洩らした。それでも、翡翠の眸にはいつもの
気迫は宿っていない。
「なんか、云えばいいだろ!!。いつもすげぇ怒るくせに!!」
少しずつシンの声音は大きくなり、表情も険しくなっていく。だけどアスランは、何
も云わない。唇を噛み締めて何かに耐えたような顔でシンを見つめ返している。

どうして、こんなにもいらつくのだろう。
今の彼と自分では立場は逆転している。
かつてのエースパイロットと、現在のミネルバのエースパイロット。
例え上官でも、ザフトは実力主義の集合体だ。何の力もない者など軍の中では弱いの
だ。
そんな事は彼がよく知っているだろうに。

こうなりたいと憧れていた。
誰よりも強い力と決断力、そして信念を兼ね揃えた、人。

それが今、シンの目の前で、色褪せていく。

「シン、頼むから、独りにしてくれ………」
語尾は小さくなって聞き取れない。
本当に、腹が立つ。
「あんた、不様だ」
シンが冷たく言い放つとアスランの眸が、一瞬見開かれた。

なんで、こんな人に憧れたんだろう。
なんで、こんな人にひかれたんだろう。

自ら願い手に入れた力を自覚した今のシンには、かつてひかれたアスランの脆さも、
苛立ちを募らせるものでしかなかった。

「………そう、だ。判ってる………」
アスランがシンの言葉を認める。
「しかし………じゃあ、俺は………どうしたら、良かったんだ」
逆に問い返したアスランの顔が哀しげにシンを見つめる。
自問自答のような問いをするアスランの眸は縋るように揺れていた。

愛しいはずの人のその姿に、シンの中で何か、が弾け飛んだ。

「あんたみたいな奴は…っ」
叫びながら掴んだままのアスランの藍の髪から手を離し、頭をぐい、と押しつけた。
反動でアスランの身体がベッドに倒れ、ぎしり、とスプリングが軋む。
「黙って腰でも振ってろよ!!」
これ以上ない、侮蔑の言葉に、今度こそアスランの顔色が変わる。
「…っ、な、シン!?」
「煩い!!」
「…ぐぅッ」
ひどい言葉を投げ掛けられて、アスランが飛び起きようとした瞬間、シンの拳が腹部
に叩きつけられた。激痛に顔をしかめ、その身を折り曲げた隙にアスランの身体を俯
せにして、シンが背中に乗り上げる。
そうやって動きを封じ込めて圧迫感に苦しむアスランの両手首を無理矢理背中に回さ
せる。片手でそれを掴んで抵抗をする間も与えず、すっ、と自分のベルトを外してそ
の細い手首を縛り上げた。
「ッ、シン!?、やめろ、何するんだ!!」
「煩いって云ってるだろ、黙れよ!!」
自由を奪われたアスランが身をよじって抵抗しようとするのを更に体重をかけて防
ぐ。息苦しさに喘いだアスランの頭をシーツに抑えつけ、もう片方の手で上着の裾を
捲り上げた。シンの行動を判りかねていたアスランの腰がびく、と震える。片手で器
用にスラックスをアンダーごと脱がす。無理矢理引き下ろされた衣服が脛に絡んで両
足の動きも封じられた。
「シ、ン…っ、頼むからやめてくれ…。今はそんな気分じゃ、ないんだ…」
シーツに顔をうずめたままでアスランが懇願するが、シンは聞こうともせず、スラッ
クスのファスナーを下げて自分自身を出した。。
シンの、それ、はいつのまにか熱くなりはじめていたが、まだ充分な堅さを成してい
なかった。それでも半勃ちのまま、アスランの腰をぐ、と掴み上げて尻に押し当て
る。

大好きな人の、不様な姿。いつもは決してこんな姿など見せないし、無理強いしたら
抵抗されて確実にこっちが押さえ込まれるだろう。それすら出来ない程弱りはてた彼
を見つめて、シンの中で何かが沸き上がる。

それ、は支配欲。
雄なら誰もが持って生まれた、もの。

今、この強い人を自分が支配する。
屈伏させて蹂躙して哀願させて。
全て、自分の思うままに。
シンの激情がアスランの痴態に駆り立てられる。

シンの行動に、信じられない、といった顔をしてアスランが首をよじって彼を見上げ
る。その表情ですら、そそられる。
全く慣らされていない、アスランの堅く閉じた蕾に、シンは一気に自分を突き立て
た。
Category [ 時系列(No.01)【こぼれおちるもの】 ]
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