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管理人ひさこによるガンダムSEED DESTINY及び蒼穹のファフナーのファンサイトブログです。オフィシャル等とは一切関連はございません。
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真実と幻想と 1
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2005/09/24[ Sat ] 22:53

何か、に呼ばれたような気がしてアスランは目を醒ました。

「………っ、ぅ、ん………」
未だ眠気の残る目蓋を擦りながらアスランは身体をゆっくりと起こした。静かに部屋の中を見回すと既に朝日は昇り始め、暁の光がカーテン越しに室内をうっすらと照らしだしていた。
ふ、と視線を斜め下に向けると、シンが横向きになってくぅくぅと眠っている。
そうだ、と。アスランはぼんやりしたまま思い出す。昨日はシンに半ば流されるような形で…事に及んで、久々に燃え上がりすぎた。最初は彼に押し切られ、知らずあがる嬌声を抑えていたが、やがて快楽に身を任せてしまうと自らシンを求めて…舐めて銜えて、腰を振っていた。極めても求めあいぐちゃぐちゃになる迄絡み合った。

「………ぅぁぁ………」
膝を立てて顔を埋めた。思い出せば出す程、頬が熱くなる。
俺、何しているんだろう…。
今更ながらの自己嫌悪にアスランは心の中で一人ごちる。
確かにシンの事は好きだけれど。肌を重ね身体を交じらわせた後は必ずこうして羞恥心が沸き起こる。
自分でもこんなに、年下の彼に溺れているんだと。
嫌でも思い知らされる。

「………」
埋めていた顔をあげて隣で眠るシンを見た。

なんて、幸せそうな。
無邪気な顔で眠る彼に、昨夜みせた、アスランを泣かせた『雄』のカオはない。
「………この野郎、嬉しそうに眠りやがって………」
少しむかついて、アスランは目を覚まさないシンの頬を指で突いた。それでもやはり目覚めずぐっすりと眠るシンに、ふぅ、と諦めにも似た溜息をついて微笑を浮かべる。

漸く気持ちが、彼に追い付いたのだと、思う。
彼よりも遅く、告白されて初めて目覚めた恋。付き合いだして何度も夜を共に過ごして、徐々にシンへの想いは増していく。
今じゃ、どっぷり彼にはまっている。
こんな子供に。駄々っ子みたいな幼い少年に。
「…重症、だな。俺も…」
そう呟いて。口調は諦め半分、しかしアスランの表情はとても幸福に満ちていて。…淋しそうな程、幸せ、で。

暫らくシンの寝顔を見ていたが、次第に睡魔が再びアスランに襲ってくる。それに抵抗する事なく、もそもそと毛布の中に潜り込んでアスランは再び眠りについた。シンに寄り添うように、愛しい温もりをその身に感じながらアスランは眠りに落ちていく。




「アスラン、アスラン」
声がした。誰の声…シンの声、だ。
「………っ、ぅ」
重い目蓋を開くと、直ぐ目の前にシンの顔。
「………おはよう、シン………」
「おはよう、アスラン」
ぼんやりと目覚めの挨拶を交わすとシンの唇が下りてきて、ちゅ、と額にキスをされた。抵抗もなく受け入れる。
「起きて。朝ご飯出来てるから」
「………いい、まだ眠い………」
そう云って毛布ごと寝返りをうつアスランを、シンは寝かせてたまるか、と毛布をはぎ取った。
「駄目だから!。ちゃんと朝飯食わないとっ」
「………あー、うー」
「うー、じゃない!。ほら、起きる!!」
無理矢理起こされた。

まだ寝呆けたままのアスランがパジャマ姿でリビングにやってくると、鼻をくすぐる煎れたてのコーヒーの香り。
「まだそんな格好してる…今日はこれから仕事なんでしょ?」
彼の姿にシンがぶつぶつ云って焼きたてのトーストと温めたばかりのマフィンをパン皿に並べていた。
「あぁ、そうだけど…まだ時間はあるだろ」
「そうだけどさ」
「お前は?。今日は朝から?」
「うん、一講目外せないからさ」
「そうか」

二人はこうして毎日を平凡に、だけど幸せに過ごしていた。再びおきてしまった戦争は地球軍がその過ちを認め、プラントのデュランダル議長の元、平和へと歴史の進む方向性を変えて。
戦後アスランはオーブには戻らず、軍を退役したシンと共に暮らしていた。
カガリにその旨を告げると、淋しくなるなとか、頑張れよとか…幸せになれとまで云われたけれど。キラやラクスにまでからかうように云われたけれど…。
シンは至極簡単に軍を退き、今は大学へと通っていた。教師になりたいのだと、本来人好きの彼は他人と接したいと、そう照れ臭そうに云う姿は嬉しそうで、かつて憎しみに眸をぎらつかせていた面影はない。これが本来の彼だったのだろう。平和になり、アスランという大切な人を手に入れて満たされた今は、穏やかに過ごしたい、と思っていたようだ。
アスランもまた軍を退いていた。元から争いをなくしたいが為にザフトに戻ったのだから力や地位に未練はなかった。今は議長の紹介で彼の直属の国家機関の開発部でプログラマーをして生活をしていた。思った以上の高待遇でシンと二人暮らす分は楽に稼げていた。技術面で最高水準のものを持つオーブとも技術提携を結び、互いに情報を交換しながら『軍事利用』されない、『平和』を維持する為の技術を日々作り上げていた。
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