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管理人ひさこによるガンダムSEED DESTINY及び蒼穹のファフナーのファンサイトブログです。オフィシャル等とは一切関連はございません。
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愛って難しい・その一
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/11/26[ Sun ] 09:40
「…っの、馬鹿野郎!」

折角酔いしれていた快楽も、彼の罵声で一気に吹き飛んだ。否、吹き飛んだのは余韻だけではなく。

浸っていたシンの躯もろとも、である。

「痛ッ!、ちょ、アンタ何すんですかー!」
「煩いっ、この馬鹿野郎!」

馬鹿野郎とは何だよ、馬鹿野郎とは。さっきまでアンタを気持ちよくさせてた俺に馬鹿野郎とは!
そりゃないだろーー!

蹴り飛ばされてベッドから転落した年下の少年に、年上で先輩で上司でもあった元英雄の青年は年甲斐もなく怒鳴り返して。
ああ、これが今ではシン・アスカの恋人である、アスラン・ザラの現状である。

ベッドに蹴り落としたシンがどこぞのチンピラ宜しくギンギンに睨みあげていたが、アスランはそれよりも怖い形相で彼を睨み返した。まるで目で殺すかのようで、鬼軍曹そのものである。
余りの迫力に一瞬だけシンが怯んだ瞬間。
「出すなら外に出せ、と云っただろう!」
と、あからさまな言葉を声も高々に叫んだのだ。
その一言で彼が何に対して激怒したのか直ぐに判ったけれど。
「んな事で怒ってんですか、アンタは!」
すっかりやさぐれてしまったシンも負けてはいなかった。
「そんな事じゃないだろう!。俺にとっては大事だ馬鹿!」
「だからって蹴るなよ!。アンタの蹴りがどんなに凄いか判ってんですか!」
「煩い、蹴られたくなかったら中に出すな!」
「仕方ないだろ、アンタん中気持ちイイんだからーーッ!」

ついさっきまで愛し合っていた恋人同士の会話とは思えぬ大喧嘩は、最後のシンの言葉で締め括られた。
蹴られた痛みと理不尽な怒りをぶつけられた事に半ば涙目になりながらも、逆ギレした勢いでとんでもない事を暴露して。
「アンタん中すっげー気持ちいいの!。熱くてきつくて堪んないの!。文句あんならアンタ、自分に云って下さいよ!」

どうやって!

そう突っ込みたくなるのは当然だろう。ならばシンはアスランにどうしろというのか。
冷たくて弛かったらいいのか、お前。それより耐久性だとか持続性だとか、自分の事を顧みる気は………………………………………ないんだろうな、これは。

逆ギレしたシンの口走る恥ずかしい言葉の羅列にアスランも堪えきれなくなり、頭の中で入れていた突っ込みも口にする前に結論に至ってしまって。
がっくり、とベッドの上で蹲ってしまった。
「シン…お前な…」
「何ですか!」
「いや、いい………」
何故アスランが疲労困憊しているのかシンは判っていないらしい。相変わらずきゃんきゃん吠えている。蹲って頭を抱えながらチラリと横目でシンを見れば、床にあぐらをかいて座りながらアスランを恨めしそうに睨んでいる。はぁ、と深い溜め息を腕の中に溢したあと、アスランは蹲ったまま手をシンに向けて差し出した。
「ほら、何時まで其処にいる気だ?」
「アンタが蹴り落としたんじゃないですか!」
「あぁ…そうだったな」
忘れてはいないけれど、一気に疲れた頭ではそこまで気が回らなかったのだ。なのにシンはそんなアスランに気付く所か、一旦沸騰しきった怒りが治まらずに。

「数分前の事も忘れてんのかよ、この惚けジジィ!」
と、云わなくても良いことを、いや、云ってはならない事を、するっと云ってしまったのである。

差し出された手を握り、再びベッドに戻ろうと脚を乗せた瞬間。

ゴン、と。

額に激しい衝撃を食らったかと思うと、今度は後頭部に激痛が走った。

「イッテェェェーー!」
「自業自得だ!」

そう、何より年上だという事を気にしているアスランに頭突きという反撃を食らった上、バランスを崩して床に吹っ飛んだが為に後頭部を強かにぶつけたのである。
前も後ろも酷く痛い。今度こそ本当に泣きながらシンは頭を抱えて床を転がっている。

そして、トドメは。

「お前、今日は玄関で寝ろ!」

アスランから下された非情な制裁。

居間のソファーどころか、何にもない玄関ですか!

普段喧嘩したらシンは居間に追い出されるけれど、今日はそれを遥かに上回る怒りを買ってしまったらしい。
エェェ!と反論する前に毛布をなげつけられ、寝室のドアをビシッと指さされた。

一度アスランを本気で怒らせてしまえばなかなか許しては貰えない。言い訳しても泣いて謝っても逆ギレかましても、自然と怒りが収まるのを待つのみで。
うぇぇ、と半分泣きべそをかいた状態でシンはすごすごと寝室を出ていくしかなくて。
手に握り締めた毛布がずるずる引きずられているのが何とも哀れな光景だった。
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