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管理人ひさこによるガンダムSEED DESTINY及び蒼穹のファフナーのファンサイトブログです。オフィシャル等とは一切関連はございません。
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シン誕SS 9【ちゅー、して】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/04[ Mon ] 23:48
「アスランさん、俺もう行くよ?」
「…んー、気を付けて行ってこい………」
「ちょっと、起きてよ寝るなよ見送れよ!」
「あー…、判ったから…後五分………」
「だから俺もう行くって云ってんだろ!。いい加減起きろ怠け者!」


平和になった世界の何処かで、何のしがらみもなく平凡に暮らし始めたのはいいけれど。

何故かアスランは転がりこんできたシンと一緒に暮らしている。

アンタ意外と適当で大雑把なんだから、一人で暮らせるの?

それがシンの言い分らしい。確かに自分にしか関係しない事は後回しにしがちで、時々食事も睡眠も忘れたりするけれど。まさか今、戦争が終わってから、年下の彼に面倒をみてもらう羽目になるとは思わなかった。

シンはザフトを辞めて普通に学校に行ったりしている。アスランは家で技術者みたいな事をしている。
シンは規則正しい生活リズムだ。アスランは自由きままに寝起きしてとんでもなく不規則だ。

アンタ軍にいた方が却って良かったんじゃないの?と余りの生活リズムにシンが説教を垂れて、それ以来シンの生活リズムに合わせるよう強制されてたりする。


そして今日も飽きもせず同じ事の繰り返し。
学校に行くシンが未だベッドの上で毛布と親睦を深めているアスランを叩き起こして。毛布を引き剥がして枕を奪い取って。両腕を掴んでシーツの上に正座させて。
ぺちぺち頬をはたいて強制起床。

そうしてやっと起きたアスランをずるずると玄関にまで連行させるのがシンの日課となってしまっていた。
玄関まで渋々歩くアスランは頭はボサボサで半目でよれたパジャマを上だけ着てる。下は昨日シンが脱がせてコトに及んだから何にも穿いてなかったりするけれど。

「今日俺学校終わった後買い出しに行ってくるけど何か欲しい物はあります?」
「…んー、じゃあ…ボルトが足りなくなってきたから買ってきてくれ。サイズはいつものやつだ」
「馬鹿!、俺が云ってるのは生活用品とか食糧の事です!。誰がアンタのガラクタで足りないモノ聞いたかよ!」
「いいじゃないか、ついでだろ?」
「ついでじゃねー!。売ってる所全然別じゃん!」
「ケチ」
「………アンタの頭に絞めるネジなら買ってきてやる」

寝惚けたアスランを見送りに連れてきて、シンは玄関先で尋ねたけれど、やっぱりまだ頭はとろけてるようだ。どうにもならないやりとりに怒るのも無駄だと、シンは早々に白旗を上げて靴をはく。

「…じゃ、行ってきます」
と、顎を引いたまま唇を尖らせてアスランを下からジロリと見つめる。
そんなすねた顔して行ってきますをする仕草も、実は毎日の日課で。まだ眠そうなアスランに向かっていきなり口をつきだして。

「ん」

目を閉じたのが、合図。

「ああ、待ってろ」

アスランも毎日繰り返してる事だから何にも云わずに目を閉じて。


ちゅ。


玄関先で、いってらっしゃいの、キス。

「よし、行ってこい」
「俺犬かよ!」
「気を付けてな」
「人の話を聞け!」

結局キスしても何しても二人のやりとりは変わらないのだけれど。これがないと何と無く一日が始まった気がしなくなっている。

それはシンだけでなく、アスランも。

ぎゃあぎゃあ云いながら二人の住み家から出ていったシンを見送って、アスランは一人ぼけっと玄関に立っている。
出ていく際にシンが云ってた事はもう半分忘れてる。その分空いた頭で、ぼんやりと彼を思う。

アイツ、律儀だよな、と。
以前同じ艦に居た頃、まだ付き合ってるのかいないのか、アスランはいっぱいいっぱいでシンは素直じゃなくて、やる事やってもまだ恋人じゃなかった頃。
一度アスランがしつこくキスをしまくるシンに鬱陶しいと叱った事があって。そんなにホイホイ気軽にするな、と云ってからは必ずキスをせがむようになった。
あんな風に唇をつきだして、アスランからキスをしてくれるのを待って。
夜はなんだかんだと押し流して致してしまう癖に、日中は今でもアスランの気が向くのを待ってキスをしている。

「馬鹿正直というかなんというか…」

ふと口にした言葉に、自分でも笑いが溢れる。

そんなにしたいならすればいいのに。
あの時は状況が状況だからそれどころじゃなかったけれど。今は平和で平凡に暮らしているんだから。好きなだけすればいいのに。

「可愛いよな、アイツ」

そう呟いてアスランはドアの向こうに消えたシンを思って、とうとう声を出して笑いだした。


口ではあんな事云って素直じゃないけど、さっき云ったボルトもついでに買ってきてくれるだろう、可愛いコイビト。

アスランの大事な、シン。
可愛いコイビトが帰ってきたら、試しにこっちからキスをねだってみようか。



どんな顔をするだろうか、と愉しく想像を膨らませながらアスランは再びベッドへと潜り込んだ。
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