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管理人ひさこによるガンダムSEED DESTINY及び蒼穹のファフナーのファンサイトブログです。オフィシャル等とは一切関連はございません。
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太陽 04(#43)
TB[ - ]  CM[ 0 ]   Edit   2005/12/11[ Sun ] 23:08
ビームライフルを構え、何度も『レジェンド』を救う為に先に行こうとする『デスティニー』を、『ジャスティス』は行かせまいと、ビームサーベルを抜き出して挑んでくる。

完全に憤怒に支配されたシンはコクピットの中で絶叫した。

「煩い、煩いーッ!」
「シン…っ!?」
「あんた、何も判っていないくせにーッ!」

そして『デスティニー』が長大な剣、アロンダイトを抜いた。

かつてこれで、グフを、アスランを、刺し貫き、討ち落とした剣。

それを今また、彼に向けて。

モニターに映るアスランの、包帯が巻かれた額から一筋の血が流れ落ちた事にも気付かずに。

「うおぉぉぉーッ!」
「…っ、シンーッ」

叫びと共に『デスティニー』がアロンダイトを振りかざし『ジャスティス』に切り掛かった。
『ジャスティス』も腕部のシールドをビームフィールド全開に出力し、逃げる事なく刄を受けとめる。

ぎりぎりと刄と盾が激しくぶつかり合う。

「何にも判ってないくせにっ!。裏切ったくせにーッ!」
「………っ!」

確かに、そう思われても仕方がない。
そういう風にミネルバを捨ててきたのだ。
一人取り残されたシンが何を思い、考えてきたのか判らない。
アスランは何も言い返せなかった。


そして互いに押し合う力に弾かれるように後退した瞬間、とうとう二人は本気で戦う事となる。


『デスティニー』がビームブーメランを投げ付けた。
左右から同時に迫り来る光の刃を『ジャスティス』は確実に見切り、シールドで一つを払い落とし、もう一つを脚で蹴り上げた。
深紅の機体が、ひらり、と鮮やかに宙を舞う。

「…っ、くそぉッ!」

こんなにも軽がると避けられるだなんて。

強いと知っていた。だから憧れた。
いつか超えたい、彼に認められたいと、秘かに願っていた。

だけど艦に合流してからの彼は弱さばかり目について。『フリーダム』に無様に撃墜された。
代わりに自分は強くなり、軍にも、議長にも認められて。『フリーダム』も落とした。

超えたとは思わなくとも、近付けたと思った。

なのに今目の前に立ちはだかるアスランは、シンを凌駕する力を見せ付ける。

悔しい。悔しい。

そう思う気持ちがシンの怒りを更に増幅させていく。
続け様にまた剣で切り掛かるもかわしながら体勢を直し、ビームサーベルで正面から受けとめられる。

「…っぐ!。ぅ…っ、シン、シンッ!」

機体を襲う衝撃にアスランが呻きながらもシンの名を呼ぶ。

額を流れる血が増えていく。

機体と同じ、深紅の血。

「畜生…っ、畜生ーッ!」

アスランの流す血が、シンを麻痺させていく。

頭の中で今までの記憶が瞬時に蘇る。

アスランに云われた言葉。
ステラに云われた言葉。
レイに、議長に、云われた言葉。

どれも今のシンを冷静にさせず、感情を昂ぶらせていくだけで。

「くっ、そぉ---ッ!!」

シンが絶叫した。

刹那、自分の中で、何かが。


ぱん、と。

弾けた。


一気に視覚がクリアになり、全ての神経が研ぎ澄まされる。

途端に動きを変えた『デスティニー』の変化にアスランが気付く。
互いの刄が押し返し続けるのを『デスティニー』が急に力を強め『ジャスティス』を弾き返したのだ。
一旦空を後退し、しかし次の瞬間背中の翼部が放つ光を増し、『デスティニー』が加速して接近してきた。

アロンダイトを振りかざし、今度こそと。
あの深紅の機体を、討つのだと。

「………っ、シン………ッ!」

シンは本気で切り掛かろうとしている。

『フリーダム』を討った時のように、まるで鬼神の如く憤怒に支配された攻撃。

アスランの中で何かが目覚める。

本気か、シン。
本気で、俺を、オーブを、世界を、討つのか。

心の奥で繰り返す。

ならば。
決めざるをえない。

彼に対し、自分が出来る事。
シンに、せねばならない事。

アスランは、決断し。


そして。

覚醒を、果たす。


突進してくる『デスティニー』に『ジャスティス』が一気に加速してくる。
互いに刄を向けて。シンはアスランを、アスランはシンを。
手にした刄で、斬った。

否、そう、シンは思った。
そうして空で交差しすれ違った瞬間。

『デスティニー』の腕が間接部から切り落とされ、無残に落下していく。

「………っ!?」

シンは驚愕し、モニターに映し出された己の機体の異常部位を信じられない思いで見つめた。
たった一瞬。
攻撃はこちらの方が仕掛けるのは早かった。
あの状況で、どうして。
背後にいる『ジャスティス』はどこも損傷しておらず、無傷のままだった。
ではこちらの斬撃を瞬時にかわし、そうして突進しながら抜いたビームサーベルで剣を握る腕を切り落としたという事か。

「………シン」

驚愕しているシンをモニター画面のアスランが切なげに見つめていた。
シンも呆然となりながらもアスランを見つめ返す。

今の攻撃で、完全にシンの戦意は喪失され、決着はついた。



たった一撃で、シンはアスランに破れる事となった。
Category [ 時系列(No.07)【太陽】 ]
Thread Title[ 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY ]   Thread Theme [ アニメ・コミック ]
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