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8 『彼からの贈り物』 2
TB[ - ]  CM[ 0 ]   Edit   2005/11/01[ Tue ] 22:23
●8 髪弄り

ツンデレアイコン1


暫らくはちゃんとした会話にもならなかったが、漸くアスランが理性を取り戻し、跳ね起きてリビングに置かれた通信端末を猛スピードで立ち上げるとオーブにいる『キラ』を呼び出した。

勿論、未だすっぽんぽんのまま、である。

シンが慌てて全裸の彼にパジャマの上着だけでも羽織らせてやる。



『………はい?。どうしたの?、アスラン』

オーブの中枢で国家元首であり双子の妹であるカガリと共に過ごすキラを呼び出すには幾ら元仲間のアスランでも簡単にはいかなくて。
カガリの腹心の部下であり、良識あるキサカを通じて漸くキラを呼び出したのだ。
キラの姿が端末のモニターに映った瞬間、アスランは鼓膜が破れそうな位の絶叫をあげた。

「きききキラーッ!!、アレは一体何なんだーッ!!」

『もう、そんな大声出さなくても聞こえてるよ、アスラン』

双方のモニターには真っ赤な顔をして怒りすぎて涙目にすらなっているアスランと、つんざく怒声に両耳を軽く塞ぎながら無表情で淡々としているキラと、全く正反対な二人が映されていた。
シンはモニターに噛み付く勢いのアスランの後ろで呆然と成り行きを見ている。

「何であんなモノ、送ってきたんだ、お前!」
『あ、届いたんだ。どう?、気に入ってくれた?』
「馬鹿!、気に入る訳ないだろう!。というか、あんなモノ、どうやって手に入れた!」
『え?。貰った』
「誰から!?」

『ラクス』

暫らく押し問答が続いたが、キラが一人の女性の名を出した瞬間。

アスランが凍り付いた。

「ら、ら、ラクス………?」

なんとか絞りだした声は明らかに動揺していた。

『うん、ラクスがね、これをアスランに差し上げましょうって』
「………え、え?。え!?」
「アスラン、落ち着いて」

あの、アスランの元婚約者でもあるラクス・クラインからの提案だと知って激しく錯乱し倒れかかるアスランを、シンが後ろから支えてやる。だが次の瞬間、モニターの向こうのキラが発した言葉。

『彼女も、ファンから送られてきたらしいんだけど、でも彼女も僕も使う趣味はないから』

「お、俺だってない!!」

モニターを叩き割りそうな勢いでがしがしと掴んでアスランが絶叫した。
しかしキラはアスランの怒声に恐れをなすどころか、慣れきった態度で。アスランの背後にいるシンを、この時ちらり、と初めて見つめる。その視線にシンは何か企んでいそうで、どきりとする。

『うん、でもそっちの彼は、どう?。使ってみたくはない?』
「え、お、俺!?」
「キラっ!。シンもそこで動揺するなーッ!!」

いつもはさくっとシンを無視するキラからの呼び掛けとその言葉に、シンが狼狽えると、アスランがモニターの向こうのキラと背後のシンをきょろきょろと交互に見て叫ぶ。

普段はどこまでも果てしなくボケな彼も今この時はシンを越える鋭いツッコミを入れている。

『とにかく、こっちにあっても困るから返品しないでね?。受け取り拒絶するから』
長年の付き合いのアスランの考えなどお見通しなキラが先手を打つ。

『それに以外と色々と使えるかもよ?。君達、芸人なんだしさ。それを使ってネタにしたらどう?』
「………ネタ」
「頷くな!。シン、頷かないでくれ!」
『じゃあ、僕忙しいから。又ね!』
「あっ、おい!。キラ!?」

しかし、アスランの叫びも虚しく。

ぷつり、と通信は一方的に切られてしまった。

「ネタ………そっか、ネタかぁ………」
後に残されたのは、キラの言葉に妙に感心しているシンと。

「つ、使わない、よな?。シン、使わないよな?」
本当に泣きそうな顔をしておろおろとシンの周りをうろつくアスランだけで。





その後、キラから送られた『贈り物』が使われたのかどうかはさておき。

『ツンデレ』の新しいネタとして、それらが度々深夜帯の番組で使われる事になり、いつのまにか彼らの定番アイテムとなりつつあるのは、まだ少し先の話。






ちなみに後日、しっかりちゃっかり『大人の玩具屋』から『贈り物』の料金が何故かシンに請求されて。

「やっぱ、あいつ、初めからこのつもりだったんだ!。何なんだよ、あの人ーッ!!」

と。

叫んだ声は、オーブに居るキラには届く事もなかったらしい。


お題配布元→http://roo.to/abandon/
Category [ シン誕・アス誕・お題 ]
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