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管理人ひさこによるガンダムSEED DESTINY及び蒼穹のファフナーのファンサイトブログです。オフィシャル等とは一切関連はございません。
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10 『今この瞬間を貴方と共に』 1
TB[ - ]  CM[ 0 ]   Edit   2005/10/29[ Sat ] 02:49
●10 共有時間

「…ん。こら、シン」

アスランの咎める声がしたけれど、シンは勿論聞き入れない。

ミネルバの自室でデスクに向かい、ずっとノートパソコンのキーボードを叩いていたアスランの首筋に、シンは何度もキスをした。
最初はついばむようなキス。
そして時折舐めあげるようなキス。
さすがにきつく吸い上げるような激しいキスは、確実に白い柔肌に跡を残すから首筋にはできないけれど。
「シン、こらっ。本当にいい加減にしろ!」
段々と妖しさを増してきたシンの口付けにアスランがキーボードを叩く指を止めて首を回してシンの顔を見返した。

すると其処にあったのは、うー、と唇を尖らせて拗ねた子供じみたシンのカオ。

「…シン、何、お前拗ねているんだ?」
アスランがその表情の意味が判らないと尋ねれば、シンがぎゅ、と彼の肩を包むように抱きついてきて。

「………あんた、ひどいよね」
「は?。何がだ?」

呻くように呟いたシンの言葉の意味が、本気でアスランには通じてない。

「俺、今何処に居ますか?」
「俺の部屋だが?」
「何で此処に来たと思いますか?」
「………さあ?。俺が知りたい」

どこまですっとぼけているのか、アスランは真剣に答えている。
随分とくだらない事を聞くな、と呆れながら一度は止めた手を再び動かしてキーボードを叩く。
それでもシンの問いには律儀に答えるのがアスランらしいのだが、シンがそれで満たされる訳は勿論なくて。

「………あ。セックスしにきた、とか?」

いきなり思い出したかのように視線を上げて首に抱きつくシンに逆に聞き返す。

「………………も、いい、です………」
いつもならどこまでも果てしないアスランのボケッぷりに突っ込み返すのだが、今日のシンにはそんな余裕は全くもって、ない。
がくり、と力をなくした肩が哀れで。
アスランから離れたシンは、とぼとぼとドアの方へと歩きだした。
「おい、シン?」
さすがにおかしいと気付いたのか、それともまずいと感じたのか、アスランがパソコンから離れてシンを見つめると、ドアの前でシンが立ち止まる。

「…俺、別にあんたの事カラダ目当てな訳じゃないし」
「…シン」
「ただ一緒に居たいと思っただけなんだけどなぁ…」

振り返る事なくポツリと呟くシンの表情はドアに向けられていて、アスランからは全く見えない。しかし口調と淋しそうな背中でだいたいの予想はつく。

「シン」

アスランが椅子から立ち上がってシンを呼ぶも、こちらを見ようともしない。

「シン」
「もう、俺、部屋に戻ります」
「シン!」

パネルを操作してドアのロックを解除しようとするシンの手を、アスランが掴んで上から重ねるように、ぎゅ、と握り締めた。
それでもドアに向かったままのシンを挟むようにして、もう片方の手をドアにつきシンの後頭部にこつんと額をあてる。

「………」
「…拗ねるなよ…」
「…拗ねてなんか、ないです」
「いや、拗ねてるだろ」
「…拗ねたら駄目ですか?」

まるで駄々をこねる子供をあやすような会話。アスランの言葉にいちいち噛み付いてくる。
直情的なシンの性格は判ってはいるけれど、今噛み付かなくてもいいじゃないか、とアスランは小さく溜息をついた。
「…仕方がないだろう?。急ぎの仕事で、ミネルバで出来るのは俺しかいないんだし…」
アスランが今かかりきりになっていた仕事はMS工学のデータで、MSの中枢ともいえるOS開発に関する物だった。
かつての大戦でザフト製でも最高水準とされた機体ジャスティスを、カスタマイズして更に性能をあげた情報処理能力の持ち主で、今も自らの機体セイバーのOSをバージョンアップさせているのだ。
今後のOS開発で試作しているデータを確認しながら改良すべき箇所をチェックする作業はそう多くの者が出来る作業ではないし、現在もパイロットとして前線で活躍しているアスランにしか出来ないだろう。
勿論ミネルバには他に出来る者など居ない。

しかし、通常の任務以外にもそうやって外部からの依頼を受けていれば必然的にアスランは激務になり、自室に居てもくつろげる時間などなく、シンと共に居ても毎度こんな調子ではシンでなくとも拗ねたくもなるに違いない。



お題配布元→http://roo.to/abandon/
Category [ シン誕・アス誕・お題 ]
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