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管理人ひさこによるガンダムSEED DESTINY及び蒼穹のファフナーのファンサイトブログです。オフィシャル等とは一切関連はございません。
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【吐息の向こうに】after
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2007/02/26[ Mon ] 03:35
もう止まらないよ俺!


やっと終わらせたのに何か不発した気がして、afterを書いてみましたが…。

エロ不調とか思ってたのは自分だけだったのかorz

そんなセルフ突っ込みをしたくなる程ストーリーも何もなく、ただ致してるだけのネタになりました…。

これはアレか、本編のシン視点でなくアスラン視点で書いたのが悪かったのかそうなのか。
いやもう深くは考えまい。考えるよりもう寝ろ自分。



明日も普通に仕事ですが何か。
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【吐息の向こうに】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2007/02/26[ Mon ] 00:31
お待たせしました!

だらだら書いてだらだら続いてしまった【吐息の向こうに】漸く完結しましたよ!

詰めて詰め込んで何とか二つにまとめました。
無駄に長いけどエロはそんなにないorz

あんまりエロくならなかった気がする…。

駄目だな、俺もう枯れたかなwww
(何がですかひさこさん)


とりあえずまだ裏ネタあるんで、その内にー。
Category [ SS R18 ]
三月のプチお知らせ
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2007/02/23[ Fri ] 23:52
えと、三月のイベントですが無事にスペース取れてます。がしかし新刊はございません…。見事に在庫のみとなりますよ…。
次の新刊は…五月…?
気力あれば二月のインパクトで配ったみたいに季節ネタでペーパー作って配布したいような気がしなくもない。

三月以降は九月までサークル参加はございませんので、どうぞ宜しくお願いします。

近日五月以降の予定等告知致しますが、今はまだ待てw
まずは先にネタ書いて投下したい。書きかけの今の内に終わらせたい。何個あるんだ何個。

そんなんで朝までには裏に投下したい夢を見ている。

前半だけになりそうなんだけどな…orz
Category [ 未分類 ]
【肩に在る温もり】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2007/02/21[ Wed ] 23:33
閉じた瞼の向こうに眩い朝陽を感じた時、人は眠りから目覚める。穏やかな目覚めの時は、大概それまで閉じていた意識がゆっくりと光に向かって開けていくのだけれど。

「………んう?」

そっと開いた瞼の直ぐ傍に、やっぱり在るのは見慣れた情景。
遮光カーテンからでも漏れる程に眩しい朝陽と、光に照らされ出した静かな寝室、肌を包む暖かな毛布と沈む躯を受け止めるマットの心地好さ。

そして。

視界いっぱいの、黒い毛だまり。

寝相はいい方だと自他共に認めるアスランだったが、姿勢正しく仰向けに寝ながら僅かに傾げた首と肩の隙間に、それ、は在った。
「シン…」
「………」
アスランに寄り添うように、というよりも摺り寄って横向きにシンが眠っていた。黒い毛だまりに見えたのは無論シンの頭である。顔こそアスランの肩に寄せているから見えはしないのだけれど、ぴったりとくっついてスヤスヤと気持ちよさげな寝息をたてながら眠っている。アスランが名を呼んでも眼は開かない。
「シン…おい、朝だぞ」
「んぅー………」
休日ならばまだ寝させてやりたいが、しかしそうもいかない。室内の明るさを見るだけでも今起きなければならない時刻なのだと、まだ眠気の残る頭でも察する事が出来た。シンだけでなく自分も起きねばならない時刻だ、とアスランは傾げていた首を動かして、そうして突き出すようにした顎で肩にくっついたシンの頭をつついた。
「シン起きろ」
硬そうで意外と柔らかい黒髪の、つむじの辺りを顎で何度かつつけば、然程時間を要せずにシンが目を醒ました。
「んー、もう…朝…?」
「ああ、起きろ」
「判ったー………」
まだ寝惚けているのだろう、つつかれた頭を擽ったそうに小さく振りながらシンがぼんやりと瞼を開く。一足先に目を醒ましたアスランは、するり、と寄り添うシンから離れてベッドから起き出した。白と青のストライプ柄のパジャマだけでは寝起きだと流石にうっすら寒さを感じる。ぶるり、と肩を小さく震わせると、アスランは後ろを振り返って未だ毛布に埋もれたシンに告げた。
「パンはクロワッサンとバターロール、どっちがいいんだ?」
「んー…、バターロール………」
ベッド脇に置いていたガウンを着ながら尋ねれば、シンはうつらうつらと寝惚けた声で律儀に返す。しかしまだ瞼はトロンと半分閉じかかっているけれど。
「コーヒーは?」
「紅茶がいいー…」
「…いつものブレンドでいいな」
「えー、ケチー…。あ、ジャムはアプリコット以外のー…。あれ甘くて嫌だー…」
寝惚けている子供の我儘など聞けるか、とアスランは慣れた態度でシンのリクエストを却下する。別に紅茶を入れてやってもいいが、目を醒まさせるならばコーヒーの方が良いだろう。それでなくとも毎日毎朝こんな会話を繰り返していれば、寝起きのシンの言葉などいちいち聞いていられない。
寝室を出ようとしたアスランが再びベッドを振り返って。やはりというか、睡魔に負けて二度寝しかけているシンに、室内の空気に触れて完全に目覚めたアスランの凛とした声が届けられる。

「10分以内に起床。その後着替と洗顔を終えたらリビングに集合。いいな!」
「………イエス、サー」

穏やかな朝には不似合いな命令口調に対し、寝惚けて多少間抜けな返答が、それでも毛布の中から返ってきたのは誉めてやろう。

リビングに繋がったダイニングキッチンに向かうとアスランは直ぐに朝食の準備を始めた。自分はカリカリに焼いたクロワッサンを、シンには温めたふわふわのバターロールを、各々用意して。昨夜寝る前に茹でて下拵えしていた野菜で温野菜サラダを作り、ハムエッグを盛り付けた皿と一緒にテーブルに並べる。
パンにはアスランはいつも無塩バターだけれど、シンはジャムがお気に入りだ。しかし好みは煩く、甘いのは嫌だとほざく。
仕方ないだろ、ラクスから贈られてきたアプリコットのジャム、開封してしまったんだから早く食べきってもらわねば、と。先程シンに拒否されたアプリコットジャムの瓶をアスランは気にせず並べて。甘い物は余り好まない自分がそれを食べるという選択は皆無らしかった。

コーヒーのいい薫りが漂い始めてきた。いっぺんに落とせば手間も省けるのだけれど、自分用に落としたブルーマウンテンとは別にシンの為にブレンドしたアメリカンを落としている。先に落としたブルーマウンテンをカップに注ぎ、シンのアメリカンが落とし終わるのを眺めながら飲んでいると。
「おはよー」
とシンが漸くリビングにやってきた。
「遅いぞ、五分遅刻だ」
「アンタねぇ、顔洗ってりゃそん位かかるよっ」
「冗談だ。ほら、朝食出来てるから」
「ん」
上官のように偉そうな口調で若干の遅れを追求すれば、シンが片目をしかめて軽く睨んでくる。互いにジョークだと判っているから、唇の端はにこやかに上がっていて。
カウンターに並んで座り、共に朝食を取る。アスランがクロワッサンに無塩バターを塗っていると、隣でシンがぼやきだした。
「ちょっと、俺アプリコットは嫌だって云ったじゃん」
「嫌なら早く食べきってしまえ。悪くなる」
「うぇー、横暴だー!」
「我儘云うな」
口を突き出して朝から元気いっぱいに文句を垂れるシンに、アスランは少し冷めたコーヒーをすすりながら隣の黒い頭を軽く撫でた。掌に伝わる柔らかさが心地好い。
「アンタ俺の事愛してないでしょー」
「何でそうなる?」
「だって俺の言うとおりにしてくんない!」
「子供の我儘全部聞いてたらきりがない。たまには躾も必要だろう」
朝から軽口を叩きあうのもすっかり日課になってしまった。昔なら素直じゃないシンと頑固なアスランはしょっちゅう喧嘩を繰り返していたけれど。
「俺ガキかよ!」
「違ったか?」
そう云って、笑いあう。軽口すら爽快に感じて。
「あ、もう行かなきゃ」
「食器下げておけ。俺が洗っておくから」
「うん、すいません」
ふと壁掛け時計に目をやったシンが立ち上がる。もう家を出なくては、と告げる彼に、まだ若干時間に余裕があるアスランは先に行くよう促した。

シンは今オーブのカレッジで機械工学を学んでいる。アスランはモルゲンレーテで技術者みたいな事をして暮らしている。

二人ともに、やっと手に入れたのだ。

何気無い事で笑いあっていられる、穏やかで平和な時間を。

「じゃあ行ってきます」
「ああ、気を付けて行けよ」
「アンタもね」
玄関で靴を履きながらシンが見送るアスランの頬に触れた。つられるようにアスランも瞼を閉じて、シンが背伸びする。

一瞬触れるだけの、朝のキス。

そうしてカレッジに行ったシンを見送り、アスランは再びキッチンへと戻った。朝食の後片付けをする位は時間的に余裕がある。二人分の食器を軽くすすぎ食器洗浄機に入れて。

ふ、と首を傾げて。

朝目覚めた時感じた温もりを、肩に在ったシンの温もりを、想い出す。

ふわ、と微笑みを浮かべ、自ら肩に頬を寄せて。仄かに残るシンの気配に。

これ以上ない程のちっぽけな幸せが、其所には在った。

そしてアスランもまた家を出た。モルゲンレーテに向かい仕事をして、日没後に帰れば今度はシンが夕食を作ってアスランの帰宅を待っていてくれるだろう。また軽口を交わして笑いあい、そうして同じひとつのベッドで眠るのだ。キスをしたり肌に触れたり、時折抱き合ったりして。
そんなごくありふれた日常を、アスランはシンと二人重ねていく。

平和な時間を、ひとつ、ひとつ、重ねて。

いつまでも、愛し合って生きていく。

その証が、肩に残っていた。
Category [ SS ノーマル・CP ]
ぷるアスわんこサイト出来ました
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2007/02/15[ Thu ] 21:11
ぷるアスわんこの専用サイトがとうとう出来ました!
挿絵を描いて下さっているトダヒトミ様がやってくれましたよ!
今後ぷるアスはそちらがメインになるのかな?
現在、今まで公開してなかったトダさん作のネタや私の新作ひとつくらいしかありませんが、これから少しずつ増やしていきたい所存。完売した【わんこ・ぶらいだる】も再録したい…かも。
ぷるアスマニアwな方は是非ご覧下さい。そしてトダさんの絵に癒されて下さいwww

【おひさまわんこ】

ついでにもひとつ告知。
ツンデレでも何やら新しい動きが………。元々マニアなネタが更にマニアックにw
ぷるアスと同時に企画?開始されます。つかヒダリさんが頑張ってくれる筈。今、まさしく今wwwww
Category [ オフライン ]
インパクトお礼。
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2007/02/11[ Sun ] 22:42
取り急ぎこちらでお礼をば。道中の諸々は後で日記で書くとしよう。うんそうしよう。

えー、そんな訳で本日のインパクトでは皆さまありがとうございました!
無事に新刊発行出来て無事に届いてw無事に皆様にお届けできました(´∇`)
お声をかけて下さった方々もありがとうございました!
俺もうひたすら頭下げて、ありがとうありがとうばっかり言ってた気がします。すいませんまともに喋れてないよね…。
差入頂いた方のお名前伺うの忘れたりもしたし…使い物にならない脳です。

初めて直参したわ、しかもイベント自体が久しぶりだわ、でもよたよただったわで、売り子さんにはえらいご迷惑を…。ごめんね、体は本当に年寄りです、はい。体力の衰えを痛感した一日でしたorz

今はホテルで戦利品に囲まれてまったり萌えておりました。いやいや明日帰るんだから支度しろよ!この部屋どうにかしなきゃやばいだろ!とこれから荷造りです。

帰り次第事務処理もやっていきます、ぼちぼちね。個別にメールもしなきゃね。
兎に角今日は寝たいと思います。流石に五時半起きは眠くて仕方ありません。

おやすみなさいぐー。
Category [ 未分類 ]
【月から見上げる宇宙の涯】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2007/02/10[ Sat ] 08:56
「アスラン、旅行、行きませんか?」

シンに唐突に云われ、アスランは暫し眼を丸くした。

「いや、そんな暇はないぞ、俺は」
「明日から連休なんですよ?」
「軍に連休もくそもあるか、馬鹿」
ついさっきその勤め先から帰ってきたばかりで、まだ玄関に立ったままのアスランに、シンは世間一般的な感覚で堂々とほざいた。
そりゃ普通はそうかもしれないが、軍に祝日も何も、任務第一だとお前だってよく判っているだろう。とは思うのだけれど口下手なアスランは顔に不快感を滲ませただけで、口をへの字にしたまま無言でシンを睨んで靴を脱ぎ中へと入った。
共に暮らす、この『家』に。

現在、二人はひとつ屋根の下で暮らしていたりする。
アスランは戦後オーブに留まり、相変わらず軍人だったりするけれど、シンはあれからザフトを退役し今はオーブで気楽な学生なんかやっている。その際アスランが保証人になったのだが、ならば寝食も保証しろと言わんばかりにシンが転がりこんできて、今に至る訳だが。
しかし幾ら何でも軍人としての感覚が鈍り過ぎていないか?、とリビングに向かいながらアスランがシンの平和呆けを一瞬疑い出した時だった。
「うん、まぁ、そういうと思ったんですけど。だから先に手を回しておきました」
それまでふてくされた面で後ろをついてきていたシンが、急にあっさり引き下がったのだ。それ所か、何やら不審な言動付きである。
「はい、コレ」
と目の前に差し出されたシンの掌にあった物を見て、アスランは今度こそ愕然とした。
「………お前、これ!」
「俺の努力の結晶です」
「ふざけるな!」
茶化すシンの脳天に一発アスランの拳が飛んだのは言うまでもない。

シンが差し出した物は軍から許可が下りた正式な休暇申請書と、月までのシャトル便のチケットだった。

「大体お前はいつも自分勝手過ぎるんだ」
「アンタここに来てまで説教ですか」
「当然だろう。俺は来ると一言も云ってないぞ!」
「ふざけんなよ、じゃあ何で着いて来たんだよ!」
「それはお前が無理矢理連れ込んだんだろうが!」
「じゃあ今直ぐ降りろーッ!」

そうして、今。エアカータイプのレンタカーに乗って、アスランはシンに連れ去られている所である。いや、正確にはアスランがエアカーを運転させられているのであるが。この場合被害者であるアスランに運転させておいて、降りろ!と助手席のクソガキは怒鳴っている。

あれからアスラン本人の了承もないままに強引に休暇をもぎ取ってきたシンは、ぐだぐだ騒ぐ彼を無理矢理宙港まで連れだし、シャトルに押し込んで、そうして先刻月面都市に到着したのだった。勿論アスランも手足を言葉通り出して逆らったが、シンにとどめの一言を云われて渋々従うしかなかった。

『アンタの休暇はアスハ代表からの命令でもあります!』

そう、シンは戦中に出来たオーブの現国家代表、カガリとのパイプを利用していち民間人の癖にアスランの休暇を軍からもぎ取ってきたのである。
カガリ公認、しかも命令となればもはやアスランに選択権はなかった。
しかしその命令に、任務に真剣に取り組み過ぎて休暇を殆んど取っていないアスランへの気遣いも含まれていた事に、彼自身全く気付いてはいなかった。

やがてエアカーはシンのナビゲーター通りに目的地へとたどり着く。元々此処は幼少時にアスランが住んでいた都市である。シンに案内されなくとも地理は頭に入っているが、しかし連れてこられた場所は初めて訪れた建造物だった。
「此処は?」
「展望台です。月面都市ですからね、此処。視るのはオーブと違って宇宙ですけど」
「へぇ、そんな物が出来ていたんだな」
聞けばアスランが居た頃はなかったというその展望施設は、衛星都市という利点を活かして地球では決して視られない至近距離での宇宙空間を展望出来るという事で、地球からの観光客に人気だという。
こうして観光施設が建設され、地球と宇宙で人々が行き交う事が出来る治安になったのも戦後平和を迎えたお陰でもあり、当時戦って生き抜いたアスラン達からしてみれば感慨深くなる。
だが今更宇宙なんか、と思わなくもない。実際シャトルで月まで渡航したのであるし、戦中はその宇宙空間を飛び回っていたのに。
アスランにはシンの考えている事が理解出来なかった。
それでもシンはアスランの腕を掴んで展望台の中へと引っ張りこんでいく。建物の中はそれなりに広く、展望ホールがある場所は高い天井と、ぐるりとホールを取り囲む硝子張りの窓があって。当然その先は暗い宇宙の景色しかなくて。
ホールを行き交う観光客を避けながら幾重にも張り巡らされた強化硝子の前にたどり着くと、やっと其処でシンはアスランから離れた。
「アスラン、見て」
そうしてシンが指差した方向には、果てなく広がる宇宙の闇。スペースデブりが星の瞬きに照らされながら永遠に漂う空虚な空間だった。
「………?」
いきなり連れてこられ、よく判らないままに窓の向こうを指さされて。其処に何が在るのか判らなくてアスランが首を傾げた時、シンがぽつりと呟いた。

「ユニウスセブン、もし今も在るとしたら、あっちの方角でしょう?」

その名前を含んだシンの言葉に、アスランは息を飲む。

「お前…」
「俺馬鹿だからいつもバレンタインは浮かれてた。アンタからチョコ貰えないかなとか、アンタに何あげようかな、とか。一応俺達恋人同士、じゃん?」
確かにシンの言う通り、二人はそういう関係である。同性婚がまだ公式に認知されていないオーブでは、当然周囲には隠しているけれど、代表であるカガリには薄々気付かれているらしい。
突然の事にぼんやりとシンの顔を見つめたまま固まったアスランに、シンは苦々しい笑みを浮かべて言った。
「でもさ、アンタいつもバレンタインの時は寂しそうな顔してて、それが何でかよく判らなくて苛々したりもしてた」
「シン…それは…」
「俺まだガキだしね。仕方ないけど」
そう言ってはにかむシンに、アスランの視線は釘付けになる。

「ユニウスセブン。血の………バレンタイン」
「………」
「アンタにとって、悪夢の始まりだった、違う?」

俺にとって、オーブ領土のオノゴロが、悪夢の始まりの地であるように。アンタにとって彼処は全てを狂わせた場所でもあるでしょ。

だから一緒に来て、アンタと一緒に、見たかった。

全てが変わったあの日に想いをはせて、そうして、それでも、前を見て生きている今の自分達を。

何の代わり映えのない日常に安堵と幸福を感じながら。

故人に感謝の念と、安らぎの祈りを、捧げよう。

アスランは一度もシンにユニウスセブンの話をしなかった。勿論知ってはいたけれど、自分の事で一杯で気遣ってやれなかったのかもしれない。まだ精神的に未熟だったから。
だからシンは決めたのだ。自分の成長の為にも、アスランの為にも。

ユニウスセブンに行こう、と。

勿論もう其処は現存していないし、周辺の宙域は今だデブリが散乱していて安易には近寄れないから。だから昔アスランが住んでいた月から眺めよう、と考えたのだけれど。
カガリにも相談したら彼女は賛成してくれた、とシンが照れたようにアスランに真意を伝えた。
「すいません、無理矢理連れてきちゃって」
「いや………」
「怒って、ます?」
「いや………」
「アスラン?」
「………」
声をかけてもアスランはどこかぼんやりと返事を返すから、シンは少々不安になって彼の顔を覗きこんでみた。真正面の硝子の向こうをじっと見つめていたアスランの、翠の眼が。

涙で濡れていて。

「シン、ありがとう」

と一言呟いたきり、もう何も言わなくなった。
シンも何も言わずに、うん、とうなずいて。
二人静かに硝子の向こう側の、全ての悲劇の始まりであり、アスランにとっては今も心をしめる、ユニウスセブンのある暗い星空を眺めて。

きゅ、とただ静かに、手を握って。

ありがとう。生まれてきてくれて、生きててくれて。そしてこうして側に居てくれて。

辛い事ばかりじゃない、と教えてくれて。
前を見て生きていく意味の大切さを教えてくれて。

愛してくれて、本当にありがとう。

アスランにとって忘れられないバレンタインが、またひとつ増えた。悲しみではなく、慈しみのバレンタインの、記憶、だった。
Category [ SS ノーマル・CP ]
【無邪気な独占欲】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2007/02/05[ Mon ] 01:22
すっげー久々に裏更新しました。
ちょっと私にしては珍しいネタかな?

週末イベントの為上京するんで、その前にサイトに置き土産www
先ずはひとつクリア。あといくつか置き土産出来たらいいなー。うん、頑張る。
頑張るけど、今夜はもう寝ます。お休みなさいー(・∀・)
Category [ SS R18 ]
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