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管理人ひさこによるガンダムSEED DESTINY及び蒼穹のファフナーのファンサイトブログです。オフィシャル等とは一切関連はございません。
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【只、何と無く】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/19[ Tue ] 03:14
「………ちょっとアンタ」
「ん?」
「何やってんの」
「んー」
「んー、じゃねぇ!。つかソレ答えになってねぇ!」


のんびり過ごしていた秋の昼下がり、特に何もする事がなくて居間でテレビを見ていたのに。突然のしかかってきた人間一人分の重量に、シンは当然吠えた。
座るならソファーなりダイニングキッチンにある椅子なり他にもある。それなりに広いけどそれなりに物もあってそれなりに狭い居間で、わざわざ自分の側に座らなくてもいいのに。
木目の床にべったり座ったシンの隣に座るのは別に構わない。

けれど、問題なのは。

「何でアンタ寄りかかってんですか!」

そう、アスランはテレビを見ていたシンの後ろに回って、背中に寄りかかってきたのだ。しかも背を合わせるのではなく、胸をくっつけて。つまりアスランはシンを後ろから抱き締めるようにして、寄りかかってきたのである。
それまでボンヤリとモニターを見ていたシンに、いきなりのしかかる重量と、背中から伝わる暖かい体温。
「ちょっと、重い重い重い!」
「俺はそんなに重くないぞ。お前いつも言ってるだろ。もう少し食えって」
「だーっ!、今はそんな事言ってんじゃなくて!」
確かに、食が細い彼にもっと食って健康的になれとは、口癖のように言ってるけれど。
今はそんな事、問題ではない。

アンタそれ誘ってんのかよボケ!

シンは辛うじて怒鳴りそうになったのを堪える事が出来た。
アスランはシンの肩に顎を乗せて、肩越しにシンが見ている番組を見ている。抱きついた手はしっかり前に回されていて、シンの腹の辺りで指を組んでいたりする。脚もその内絡んできそうな体勢で、挑発以外どういう意味があるのか。
「もう!、俺今テレビ見てるんですってば!」
「ああ、だから俺も今見てる」
お前の肩越しに、とアスランはシンの苦情などお構い無しである。
別に見たくて見ていた番組ではないけれど、邪魔をされれば何と無くムカつく。
ぶぅ、と頬を膨らませながらもけしてシンはアスランを退かせようとはしない。そのまま彼の好きなように、抱き枕状態になっている。

「シン」
「…はい」

肩越しに、耳元で、アスランの囁くような声と吐かれた息が、首筋に触れて擽ったい。
「ん」
「や、だから、ん、じゃなくて…」
名前を一方的に呼んでおいてアスランはそれっきり何も云わず、シンは膨れ面のまま。

でも、何と無く。

背に感じる胸の暖かさ。
腕に感じる躯の確かさ。

互いに感じる、互いの存在。

それが、ただ、何と無く。

何をする訳でも何を語るでもなく、ただ、こうしているだけで。

そんな過ごし方も、悪くないさ。


これまでずっと駆け抜けるように急かされるように生きてきたアスランの、漸く手にいれた緩やかに流れる時間。

それを今は感じていたい。
シンの側で感じていたい。


ただ、何と無く。
ありふれた日常を。

シンと一緒に。
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Category [ SS ノーマル・CP ]
【シン誕祭】祭スケジュール(09/10更新)
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/10[ Sun ] 23:21
【シン誕祭】予定より若干延長になりましたが、無事終わりました!
しつこく投下しまくって、お付きあい下さってホント感謝しておりますwww

暫くはマターリオンオフどちらもやりつつ、しかし次の投下祭は直ぐそこwwwww
また近くなったら告知しまつよ!


【シン誕祭】

※開催期間 8/27~9/10まで
(少しだけ延期しますた)
※更新終了・以下参考

0: 08/27 【愛しい向日葵】UP済(グッコミ配布の無料配布本)
01: 08/31 【愚者の祝宴】UP済
02: 09/01 【罪が夢見るまほろば】UP済
03: 09/01 【絶対不変な方程式】UP済(※裏)
04: 09/02 【果たしてサボテンに心臓(ハート)はあるか】UP済(サボテン・おまけネタ)
05: 09/03 【イブだからこそ】UP済(※拍手SS 1)
06: 09/03 【廻る記憶は今】UP済(※拍手SS 2)
07: 09/03 【宴の後始末】UP済(※拍手SS 3)
08: 09/03 【トカゲより愛を込めて】UP済(※ツンデレサイトに投下済)
09: 09/04 【ちゅー、して】UP済
10: 09/05 【ちゅー、してくれる?】UP済
11: 09/07 【夢の向こうに】UP済(時系列番外編)
12: 09/10 【罪人の夢見る救済を】UP済(罪の暁・その後ネタ)

無事に終わりましたが、これから潜伏しますorz。ツンデレ修羅場でなく荷造り修羅場だよ…あはん。

取り敢えずアスコレまではオフやりつつマターリオンも更新していきまつ。
Category [ シン誕・アス誕・お題 ]
シン誕SS 12【罪人が夢見る救済を】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/10[ Sun ] 23:12
えと。長らく?お待たせしました?
やっとシン誕祭ラストのネタです。

オフ本【罪の暁】のその後ネタですので、知らないまだ見てない方はもれなくスルーして下さい。

ごめんね、こんなん書いて。不親切だとは思うが、しかし自分が書きたかったのだよ。
まだこの後のネタもあるが、いつまでも引きずるのはやめとこう。
黙って違うの書くですよ(・∀・)

でもまだ新しいネタ浮かんでないんだがな…orz

ちなみにホントはこの後のネタを書く筈がいつのまにかこっちになってますた。
そっちの方が多少明るくてアスランが可愛かったんだが。まあいいか。


兎に角暗いけどあの続きです。判ってる方だけドゾwww
Category [ シン誕・アス誕・お題 ]
シン誕SS 11【夢の向こうに】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/07[ Thu ] 22:14
本当に、無茶をすると思う。死にかけたという自覚はないんだろうか、どれだけ心配をかけたか判っているんだろうか。

この、無茶苦茶な幼馴染み殿は。

幼い頃はいつも同じ事を云われて叱られてたけれど、でも本当に無茶苦茶なのは、アスランの方だ。限界まで我慢して、その限界を超えても我慢して。
挙げ句倒れてたら意味がない。

この間もまだ安静にしていなきゃならない躯で戦闘に出た。ナチュラルなら集中治療室から出られない、コーディネーターでも動くのがやっとな躯で、あろうことかMSに乗り込んだ、彼は、案の定戦闘後に倒れて医務室に逆戻りした。
やっと其所から出て自分と同じ部屋に移ってきたけれど、それでも戦況を把握して何か手を打とうと策を練って。毎日毎晩寝る間も惜しんできた。
まだ本調子じゃないだろう、と云っても聞こうともしなかった結果が、これだ。

「…ッ、ン、………ン」
今、アスランはキラと同室のベッドの上でうなされている。無理が祟って熱を出して倒れてしまった。勿論コーディネーターである彼がこうまでなるのだ、治りはじめていた怪我が悪化した証拠である。外面上は問題なくとも、恐らく痛めた内臓に負担がかかったに違いない。
「う…っ、ン…っ」
「アスラン?」
さっきからずっと、苦し気にもがいて何かをうめいているが、キラには全く判らない。
「アスランさん、どうですか?」
「あぁ、うん…相変わらず、かな」
「そうですか…」
兎に角今は休養が必要だからとベッドの脇に置いた椅子に腰掛けてアスランの様子を見つめていたキラに、メイリンが声をかけてきた。
先日偶然救出した、アスランがかばって助けた元ザフトのこの少女は、周囲に馴染もうと頑張っているけれど、やはりよく見知ったアスランが近くに居ると安心するらしい。寝込んでしまったアスランを案じて様子を見にきたらしかった。
「…ッン、ン…」
「さっきからこうなんだ。よく判らないけどずっと何かを呼んでるみたいにうなされてる」
「…アスランさん」
額に汗を滲ませて荒い吐息を浅く繰り返しながら何かを呼ぶアスランに、キラは半ば降参とばかりに両手をあげて。メイリンが更に困った顔をした。
けれど鎮痛剤や解熱剤はあっても、一番今必要なのは体力の回復だ。だから何も出来ずに二人は黙ってアスランを見守っていたのだけれど。
不意に意味をなさない言葉を繰り返していたアスランが、何か、ではなく、誰か、を呼び出して。
「…っ、シン…シ、ン…」
「………シン?」
「あ」
その名に覚えがないキラは首を傾げ、メイリンは反対に何か思ったらしい。
「シン、って誰?」
当然キラはそう尋ねるが、しかしメイリンは立ちすくんだままうつ向き、言葉に詰まってしまう。
「…シン、は…」
「うん」
「同じ艦に…乗ってて…。アスランさんと同じパイロットで…」
「もしかしてインパルス?」
キラの鋭い指摘にメイリンは頷くしかなかった。アスランがミネルバでパイロット達を束ねる立場にいたのはもう知られている。けれどアスランとシンがどんな関係だったかはキラは知らない。
「…シンはいつもアスランさんに逆らったりして…凄く手のかかる部下って感じだったんですけど…」
けれどいつしか二人の間に変化が起きた。反発しあってもどこか信頼しあっているようで。だがそれも戦局に左右されるように険悪になっていった二人を、メイリンはただ見守っていただけ。
そうしてあの時、アスランが軍を脱した時。追撃してきたシンに対してのアスランの態度に。二人の関係が思っていたものよりも深く、そして悲しい結末になってしまったんだと。初めてメイリンは知ったのだ。
彼等にとって癒えない疵を、今幼馴染みだというキラを目の前にして、どこまで話してもいいのか戸惑ってしまう。

するとまたアスランがうわ言でシンを呼んだ。
「シン…、たん………め、で………」
「え?」
「………」
さっきとは僅かに違う言葉にメイリンは首を傾げ、キラは沈黙したきりで。

シン、誕生日、おめでとう。

確かに今、アスランの唇はそう動いた。

「もしかして…そのシンって子、誕生日近かったりする?」
「え?、………あ」
「近い、んだね」
唇の動きを読んだキラがメイリンに尋ねると、彼女は記憶の端にあったシンのプロフィールを思い出す。確かにシンの誕生日は近かった筈だ。
では今アスランはうなされながらも、夢の中でシンにおめでとうと伝えているのだろうか。

現実では逢えない、夢でだけ赦された逢瀬で。

アスランはシンに、おめでとうと。

一瞬流れた沈黙を破ったのはキラだった。
「…あーあ」
「キラさん?」
「アスラン、とられちゃったかな」
「え?、え?」
キラの言葉の意味にシンとの関係を知っているメイリンは焦りを隠せずに慌てた。キラは違うよ、と苦笑いする。
「アスランはね、昔から他人の誕生日とか覚えるの苦手だったんだ。っていうよりそういうのに興味がないっていうか、無頓着っていうか」
自分の誕生日すら当日になって周りに祝ってもらって思い出すような人間だ。そんなアスランが家族と幼馴染みである自分以外の誕生日を覚えていて、しかも祝おうとしている。

それはつまり、アスランの中に深くシンという存在が根付いているという事。

「そっか…」
キラは一人で勝手に納得したようだった。じっとアスランの顔を眺めて頷いている。
「昔はキラキラ煩かったのにね」
「キラさん…」
「道理でこっちに戻ってきてから余り煩くない訳だ」
そう云ってキラは視線をアスランからメイリンへと動かし、彼女の肩を軽く叩いた。
「行こうか」
「え、あ、はい」
「大丈夫、あと少し寝てれば治るから」

だから今は、好きなだけアスランの望む夢を。
目覚めたらまた過酷な現実が彼を待っているから。
今だけは、幸せでいさせよう。

そうしてキラはメイリンを連れて部屋を後にした。
一人、シンの夢を見るアスランだけを残して。



彼と戦わねばならない現実を、今だけは忘れておやすみ。

アスラン。


そう、心の中で呟いて。
Category [ シン誕・アス誕・お題 ]
シン誕SS 10【ちゅー、してもいい?】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/05[ Tue ] 22:50
「只今ー!」

元気よく叫んだシンの声に、リビングでガラクタのような工具と部品に囲まれていたアスランはのそのそと立ち上がり、彼が居る玄関へと向かった。

「おかえり、シン」
「あ、起きてた」
「寝てると怒る癖に、起きてると驚くのか、お前は」

出迎えたアスランにシンは驚きを全く隠そうとしない。
いつも電池切れでぱったり寝てるか、何かを作ってて夢中になってるか、どっちかしかないのに。
珍しい事もあるもんだ、とシンが思うのは当然だろう。
「何か食べてました?」
「いや、軽くつまんだだけだ」
「だと思った。今飯作るから待ってて下さい」
靴を脱いで廊下を歩き出したシンの背中を見ながら、アスランがひょこひょこ後をついていく。シンよりでかい癖に、まるで餌を与えてくれる親鳥の尻を追う雛のようだ。

「あ」

ふとアスランが声をあげて。何?とシンが振り向くより先に、アスランの手がシンの腕を掴んだ。
グルン、と力任せに振り向かせて。

「ちょ、何?、何だよアンタ!」

当然シンはいきなりの事で慌てている。けれどアスランはシンの事などお構い無しに、腕を掴んだまま。

「ん」

目を伏せて、代わりに唇をつきだして。

ちゅー、して。

と、おねだり。





たっぷり数分間、シンは目の前でキスをねだるアスランに、びっくりして。

硬直。

「シン?」
「な、な、な!」
「ん」
「ん、って!」
「キス、しないのか?」
「………っ」

いつまで待ってもキスがなくて、片目だけ開けて、またおねだり。
余計シンの頭の中が真っ白になる。

初めてアスランからキスをねだられて、しかも帰ったばかりで両手に買い出しした物を持ったままで、しかも玄関先で。
シンでなくてもどうしていいか判らなくなる。

「シン、キス」

待っても待ってもシンは固まったままで、アスランは何度も、ん、と唇を差し出して。

そこで、シンの記憶は吹っ飛んだ。






「すいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいません!」
「………………………」

気付いたらアスランは居間の床にうつ伏せで倒れていた。上着のシャツははだけてて、下に履いてたものは全部脱がされていて。

なんでこうなるんだろう。ただキスをねだっただけなんだがな。

余韻に流されたまんまの頭でぼんやり考える。
シンはアスランの横で土下座してひたすら謝っている。

アスランからのキスのおねだりに理性が吹っ飛んだシンは、そのままアスランを美味しく頂いてしまったのである。

「ホンッとすいませんすいません」
「………シン、腹減った」
「はっ、はい!。今すぐ作ります!」
「いや、もう…いい………眠い」
「や、でもでも!」
「このまま寝るから………後は頼む」
そう云ってぱったりと眠ってしまったアスランに、シンは又も固まってしまった。


ぎゅ、とアスランの手が、シンの手を、握ったから。


朝から晩まで翻弄されっぱなしだけと、それでも充分すぎる快楽の報酬は貰えてるし、何より彼に求められて必要とされてて。

それが、嬉しい。

キスをねだるのは俺だけでいいから、アンタはしなくていいから。

少しだけ反省しながら、シンは手を繋いだまま眠ってしまったアスランを見て、困ったように笑っていた。
Category [ シン誕・アス誕・お題 ]
シン誕SS 9【ちゅー、して】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/04[ Mon ] 23:48
「アスランさん、俺もう行くよ?」
「…んー、気を付けて行ってこい………」
「ちょっと、起きてよ寝るなよ見送れよ!」
「あー…、判ったから…後五分………」
「だから俺もう行くって云ってんだろ!。いい加減起きろ怠け者!」


平和になった世界の何処かで、何のしがらみもなく平凡に暮らし始めたのはいいけれど。

何故かアスランは転がりこんできたシンと一緒に暮らしている。

アンタ意外と適当で大雑把なんだから、一人で暮らせるの?

それがシンの言い分らしい。確かに自分にしか関係しない事は後回しにしがちで、時々食事も睡眠も忘れたりするけれど。まさか今、戦争が終わってから、年下の彼に面倒をみてもらう羽目になるとは思わなかった。

シンはザフトを辞めて普通に学校に行ったりしている。アスランは家で技術者みたいな事をしている。
シンは規則正しい生活リズムだ。アスランは自由きままに寝起きしてとんでもなく不規則だ。

アンタ軍にいた方が却って良かったんじゃないの?と余りの生活リズムにシンが説教を垂れて、それ以来シンの生活リズムに合わせるよう強制されてたりする。


そして今日も飽きもせず同じ事の繰り返し。
学校に行くシンが未だベッドの上で毛布と親睦を深めているアスランを叩き起こして。毛布を引き剥がして枕を奪い取って。両腕を掴んでシーツの上に正座させて。
ぺちぺち頬をはたいて強制起床。

そうしてやっと起きたアスランをずるずると玄関にまで連行させるのがシンの日課となってしまっていた。
玄関まで渋々歩くアスランは頭はボサボサで半目でよれたパジャマを上だけ着てる。下は昨日シンが脱がせてコトに及んだから何にも穿いてなかったりするけれど。

「今日俺学校終わった後買い出しに行ってくるけど何か欲しい物はあります?」
「…んー、じゃあ…ボルトが足りなくなってきたから買ってきてくれ。サイズはいつものやつだ」
「馬鹿!、俺が云ってるのは生活用品とか食糧の事です!。誰がアンタのガラクタで足りないモノ聞いたかよ!」
「いいじゃないか、ついでだろ?」
「ついでじゃねー!。売ってる所全然別じゃん!」
「ケチ」
「………アンタの頭に絞めるネジなら買ってきてやる」

寝惚けたアスランを見送りに連れてきて、シンは玄関先で尋ねたけれど、やっぱりまだ頭はとろけてるようだ。どうにもならないやりとりに怒るのも無駄だと、シンは早々に白旗を上げて靴をはく。

「…じゃ、行ってきます」
と、顎を引いたまま唇を尖らせてアスランを下からジロリと見つめる。
そんなすねた顔して行ってきますをする仕草も、実は毎日の日課で。まだ眠そうなアスランに向かっていきなり口をつきだして。

「ん」

目を閉じたのが、合図。

「ああ、待ってろ」

アスランも毎日繰り返してる事だから何にも云わずに目を閉じて。


ちゅ。


玄関先で、いってらっしゃいの、キス。

「よし、行ってこい」
「俺犬かよ!」
「気を付けてな」
「人の話を聞け!」

結局キスしても何しても二人のやりとりは変わらないのだけれど。これがないと何と無く一日が始まった気がしなくなっている。

それはシンだけでなく、アスランも。

ぎゃあぎゃあ云いながら二人の住み家から出ていったシンを見送って、アスランは一人ぼけっと玄関に立っている。
出ていく際にシンが云ってた事はもう半分忘れてる。その分空いた頭で、ぼんやりと彼を思う。

アイツ、律儀だよな、と。
以前同じ艦に居た頃、まだ付き合ってるのかいないのか、アスランはいっぱいいっぱいでシンは素直じゃなくて、やる事やってもまだ恋人じゃなかった頃。
一度アスランがしつこくキスをしまくるシンに鬱陶しいと叱った事があって。そんなにホイホイ気軽にするな、と云ってからは必ずキスをせがむようになった。
あんな風に唇をつきだして、アスランからキスをしてくれるのを待って。
夜はなんだかんだと押し流して致してしまう癖に、日中は今でもアスランの気が向くのを待ってキスをしている。

「馬鹿正直というかなんというか…」

ふと口にした言葉に、自分でも笑いが溢れる。

そんなにしたいならすればいいのに。
あの時は状況が状況だからそれどころじゃなかったけれど。今は平和で平凡に暮らしているんだから。好きなだけすればいいのに。

「可愛いよな、アイツ」

そう呟いてアスランはドアの向こうに消えたシンを思って、とうとう声を出して笑いだした。


口ではあんな事云って素直じゃないけど、さっき云ったボルトもついでに買ってきてくれるだろう、可愛いコイビト。

アスランの大事な、シン。
可愛いコイビトが帰ってきたら、試しにこっちからキスをねだってみようか。



どんな顔をするだろうか、と愉しく想像を膨らませながらアスランは再びベッドへと潜り込んだ。
Category [ シン誕・アス誕・お題 ]
シン誕SS 8【トカゲより愛を込めて】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/03[ Sun ] 22:33
先程ヒダリさんトコにシン誕ネタの【トカゲより愛を込めて】を投下しますた(・∀・)
近々公開される筈。宜しく頼むぜヒダリさん!

つか久々のトカゲは何だかやたらと人離れが深刻化してるような気がする。
益々脳みそ縮んでないか、トカゲ。
もはやアスランはアスランでなく、ただのトカゲです。


ごめん、皆シンアスでなくてシントカゲだと思って下さい…orz

ちなみに今夜は何をされるのか、めいっぱいマニアックで変態なお仕置きを各自妄想して下さいwww
つか私も浮かばないよwwwww
Category [ シン誕・アス誕・お題 ]
シン誕SS 4【果たしてサボテンに心臓(ハート)はあるか?】01
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/02[ Sat ] 23:16
お待たせしますた!やっとメインつか長いの出来ますた!
誰が待っているのか判らないけど単に自分が書きたかっただけな、【サボテン】のその後ネタです(´∇`)
オフのネタなんでご覧になられてない方でも判るようには書いてますが…。
アスランは議員、シンは付き人?wwwww
(違いますひさこさん)
ラクス様が牛耳ってますプラントを(・∀・)

まぁ兎に角ご覧下さいませ。
下の「続きを読む」からドゾー
Category [ シン誕・アス誕・お題 ]
シン誕SS 4【果たしてサボテンに心臓(ハート)はあるか?】02
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/02[ Sat ] 23:06
前半までは書き上がってました。
この後半で詰まってましたorz

書きたかったのはこの後半なんだけど、そこに持っていくまでの流れがあんなんになって、やけに話が膨らむわスケールでかくなりそうだわサボアス相変わらずプルプル脅えてるわで。

ぐだぐだ煩いんじゃ!

と半ば無理矢理に進めたので、もっとぐだぐだになりました(´Д⊂グスン
ゆゆゆるして………。

ちなみにこの後の二人のネタは頭にあるんですが、某さんにちらっと話したら嘆かれました。
…うん、頭の中に一生眠らせておきますorz

兎に角ドゾー(・∀・)

Category [ シン誕・アス誕・お題 ]
シン誕SS 3【絶対不変な方程式】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/01[ Fri ] 22:15
シン誕SS 3【絶対不変な方程式】を裏に投下しますた(・∀・)

や、大してエロくはない。
つか全然エロくない。
でも表に置くのもどうかと思って。

ちなみに某所に投下したものをちょっぴりエロくしてみましたwwwww
短いのは変わらないんだけどなー。

今日はこれで投下終了です。あとは明日がんがる。
明日からは長いの更新したい…orz
Category [ SS R18 ]
シン誕SS 2【罪が夢見るまほろば】
TB[ - ]  CM[ - ]  Edit   2006/09/01[ Fri ] 00:37
不意に眼が覚めて、アスランはゆっくりと首を回して隣を見つめる。
室内は照明が消されて闇の中だけれど、それでも見える彼の寝顔に密かに笑みを浮かべた。

シンは今、幸せそうに眠っている。

アスランと同じベッドの中、同じ毛布にくるまって、身を寄せあって、とても幸せそうに、すやすやと。
仰向けに横たわる自分に抱きつくようにして、横を向いて眠るシンの寝息が頬をかすめ、その距離に何故か安堵を覚える。
アスランは笑みを湛えたまま、そうっと手を伸ばして、己の胸元に置かれたシンの手を取った。
彼が眼を覚まさぬよう手を握り、互いの指を絡めて。
きゅう、と握って彼の掌の感触と熱と肌を感じて、また微笑む。

胸にある少年の手、それを握り指を絡めた己の手。
今握り締めているこの手は、先程までアスランを撫で回し、あちこちに刺激を与え、そうして快楽に酔わせた手だ。
何度もイカされ、愛されてきた指先だ。

けれど、この指は。シンの手は。

もう、清らかとは云えない手だ。

沢山の血を流し、沢山の泪を流させた指先だ。
例え直接手を下していなくとも、確かにもう赤く染まったものだ。

それは、アスランも同じ。
シンと同じ、清らかではない、汚れた指先。

人を殺してきたその手で、生きている人を愛している。

戦争という、歪んだ常識と螺子曲がった世界の中では、同じ境遇の者は沢山いすぎるけれど。
それが赦される事なのか今でも判らないけれど。

けれど、でも。

どうかどうか、叶うのならば。

そう心の中でアスランは何かに祈る。
天使ではなく無論悪魔でもなく。
神でもなくて。
兎に角、何かに、アスランはただただ祈る。

この子が背負うのは『罪』という意味を孕んだ名だけで充分です。
他は全て俺が背負うから、どうか。
彼が背負うべき罪も、俺が購うから。

だから、どうか。
彼に安らぎの未来を、幸せな時間を。
いつまでも終わりなく与えて下さい。

その祈りはアスランの胸中にそっとしまいこまれ、穏やかに眠るシンには判らなくとも。
それでもシンが過去に背負った哀しみも苦しみも、忘れて眠る今だけはこのままで居てほしいから、と。
それを癒して傍に居る事だけ赦されるなら、自分はもう充分だから。

アスランは握り締めたシンの手をそっと己の口許に引き寄せた。
絡めたままの指先に唇を這わせれば、ぴくり、と爪先が小さく震える。
「ん、う…。アスラン、さん?」
指先に感じた柔らかい感触に目覚めてしまったらしい。起きたら何故か指にキスをされていて、寝惚けながらも不思議に思ったらしい。
トロンとした眼差しでシンがアスランを見つめている。
「………いや、気にするな」
「そぅ?」
「あぁ。それよりすまないな、起こしてしまって。眠いんだろう?」
「うん…」
絡めていた指を離して、眠たげなシンを抱き寄せる。
抵抗もなく腕の中に収まったシンはアスランの胸に頬を寄せて、其処から伝わる鼓動を子守唄がわりにして再び瞼を閉じた。
「お休み…シン」
「うん…おやすみ、なさい」
そうしてまた眠るシンを、アスランは何も云わず抱き締めて。



「誕生日、おめでとう」

今彼が堕ちた夢の世界が幸せであればいい、と。
祈りながらの囁きは、静かに夜の闇に吸い込まれていった。
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